スマホが使えない親と、どうつながる?
何かと気になることが絶えない日々。ここ最近、我が家の大きなテーマは“親のこと”です。
私も、パートナー(うにょーさん)の親も離れて暮らしており、親の様子が気になってもすぐに会いに行けない場合が。
あると便利なスマートフォンも、親世代が使うのは難しいことも多く、SNSなどで簡単に繋がれない不安、というのもあります。
特に遠距離介護(関西-関東)が始まった我が家では、
「固定電話が使えない。スマホが使えない。」
という状況になり、親との通信手段についてとても悩みました。
今年、入居施設を変更することになったのをキッカケに、親と繋がることのできる簡単操作の通信端末はないか?と考えたんです。
親の様子を知りたい。親に寂しい思いをさせたくない。顔を見て話せる、一緒に笑える安心感がほしい。
でも遠距離でしょっちゅうは会いに行けないというジレンマを抱え、何かうちらの”困った”を解決してくれる手段はないかと探しました。
“簡単に使える通信手段”を探してみることに
以前、ネットのニュース記事で
「Wi-Fi不要で繋がるビデオ通話端末がある」
というのを見かけたことがありました。それを思い出し、該当する製品を探したのです。
私たちが必要だと思う条件はこちら。
・Wi-Fi不要
・顔を見て通話ができる
・スマホが使えない親でも簡単に操作できる。もしくは親の操作が不要
すると、あったんですねー。この条件に当てはまるドンピシャの製品が!それが「話せる伝言板 ケアびー(Hubbit株式会社)」です。

操作なしでつながる『ケアびー』という選択肢
「ケアびー」は、“操作ができなくても繋がれる”ビデオ通話端末です。
仕組みとしては、受け手側(親)の端末(タブレット)に、発信側・登録者(子)が自分のスマホに入れた専用アプリから発信する、という使い方。
発信すると、受け手側は操作なしで自動的に繋がり、通話がスタートします。
受け手側(親)が機械操作が苦手でも繋がれる。それがこのケアびーの大きな利点です。

さらに、服薬や予定のリマインド表示、音声を文字に変える字幕機能なども搭載。ちょっと見てほしい写真や、気軽なメッセージを送信することもできるんです。
初期設定では、受け手側からの発信機能はついていません。
受け手側からも発信したい、という場合は、ケアびーに相談して機能を追加してもらうことが可能です。
逆にデメリットとしては、
①月額費用がまぁまぁかかる(8,800円/月)
費用は初期費用(5,500円)と月額費用(8,800円/月)がかかります。(2026年4月時点)
タブレット端末1台、通信料込みの金額です。
ただし別途アプリ版のみ利用の安価設定もあります。
②設置場所によって通信環境に左右される
専用タブレット端末にSIMが入っており、届いたその日からすぐに利用可能です。
ただし、設置する場所によっては電波が弱い場合も。電波状況の良い箇所を探して設置しましょう。
③施設での利用は事前確認が必要
通信機器ということで、施設によっては利用制限がある場合も。
事前に利用可能かどうか、確認することをおススメします。
我が家では月額費用が少々かさんでも、気軽に親と繋がれるという利点がありがたく、申し込みをしました。
実際に使ってみて感じたこと
実際に製品が届いて、設定や操作手順を確認しました。

タブレットの操作はほんとに簡単!電源ボタンを押して、画面が起動すれば受け手側の準備は完了です。
通常画面は、大きな時計が表示され見やすいです。
発信側は、製品が届く前に自分のスマホにアプリをダウンロードして、利用者設定等を済ませておきます。
あとは発信側がアプリを開き、「話しかける」というボタンがあるのでタップするだけ。

一定秒数の間コール音が鳴り、その後受け手側の端末と自動的に繋がります。
その時、発信側のカメラをONにしておくと、受け手側にはすぐに発信側(子)の顔が映ります。これは安心に繋がるなぁと思いました。
実は以前、自宅の固定電話に「オレオレ詐欺」の電話がかかってきたことがあり、電話に対して不安を覚えていた義親。ケアびーなら、登録した利用者しか受信しないし、顔も見れるため安心してもらえると思いました。
そんなケアびー。義親の施設お引越し時に持参し、説明するのを楽しみにしていたんです。
でも、利用には“環境の壁”があった
しかし、残念ながら私たちはケアびーをすぐ解約することになりました。
というのも、最初はOKをもらっていた施設側から、NGが出たんです。(現場はOKだったのですが、運営会社からNGが・・・。)
理由を説明するのは難しいですが、私たちが想像し得なかった視点(スタッフの方への心理的な配慮)が壁となりました。
介護の世界は、想像以上にデリケートな問題を抱えているんだと感じた出来事です。
ただ、その施設でスマホの利用は可能だったんです。以前はスマホもNGだったそうですが、スマホが当たり前のような存在になり、許容されていったんでしょう。
ケアびーも認知度が上がれば、スマホより便利に使えるコミュニケーションツールとして受け入れられるんじゃないか、と私は思いました。
だって、スマホは受ける側も操作が必要ですが、ケアびーは寝たきりのかたでも操作不要で繋がれるんです。見やすい位置に設置しておけば、遠くに住む家族が「おはよう!」と声をかけることができるんです。

いろんな介護の現場をみて開発された製品。
ぜひ、必要としている人に知ってほしいです。
使えなかったけど、伝えたい選択肢
「離れていても安心して繋がれるもの」を探し、出会ったケアびー。
私はとても良い製品だと感じました。私たちの問題を解決してくれる、この上ない製品だと。
ただ、使えるかどうかは環境や状況によります。今回、残念ながら使うことはできませんでしたが、環境が変われば利用する可能性はあります。
もし、在宅介護だったら。もし、施設が利用OKだったら。
離れて暮らし、スマホ操作に不安がある親。
耳が聞こえにくくなって電話に気づかない親。
一人暮らしの親の様子が気になる。
そんなとき、“ケアびー”という選択肢があることを思い出してもらえたら嬉しいです。
あなたの悩みに寄り添ってくれる一助になるかもしれません。

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