すっぱいトマトが“あま~い”トマトに!栄養もアップする簡単ひと手間

干したあとのミニトマトの画像 身体のもと

ある日スーパーで、特価のプチトマトの前を通りかかったときのこと。
近くにいた親子の声が聞こえてきました。

こども
こども

トマト~!パパ、トマト!

おとうさん
おとうさん

赤いの探しや。もっと赤いの。でないと酸っぱいでー

・・・その横で、何食わぬ顔で無造作にパックを手に取り、カゴへ入れる私。
心の中ではこう思っていました。

「うん、まだ完熟してないね。でも大丈夫。うちに帰ったら甘~く変身させてあげるからね♪」

そう、トマトは“追熟ついじゅく”させれば、ちゃんと甘くなるんです

そのトマト、すぐに冷蔵庫に入れてませんか?

買ってきたトマト、何気なくそのまま冷蔵庫に入れがちですが・・・
ちょっと待ったーーー!

もし完熟していないトマトであれば、追熟させることで酸味がまろやかになり、甘みや旨みが増すんです。ブランドトマトじゃなくても、十分あまおいしくなるんですよ♪

追熟というのは、収穫後の果物や野菜などを一定期間置くことで、甘さを増したり、果肉をやわらかくすることです。収穫後も熟成を進めて、よりおいしくいただけるんですよ。

すでに赤いトマトでも、もう一押しして、おうちでほぼ酸味のないトマトに変身できますが、いかがですか?

買いたてトマト、ちょっと酸っぱいのはどうして?

完熟したトマトは、甘くて栄養もたっぷり。
けれど残念ながら、完熟前に収穫・出荷されることが多いです。理由はとってもシンプルで、完熟状態だと傷みやすく、輸送に向かないから。

消費者の元へ届くころに腐ったり、グチャッとつぶれては、商品になりませんよね。

でも大丈夫。
トマトは収穫後も“追熟”ができる野菜。未完熟→完熟にすることで、甘さ・おいしさ、さらに栄養価も増すんです。

そして追熟は、ご家庭でも簡単にできます。

我が家のおすすめ「トマトの追熟」方法

うちではトマトを甘く食べるために、こんな感じで追熟させています。

ザルなどに広げて、ベランダで半日ほど干す
 → これだけで色つやアップ!皮がパンっと張って「ハリのいいお肌」状態に
   赤い部分が増えたり、赤みが濃くなります

 ※ただし、干したトマトは中に少し熱がこもっているので、冷蔵庫に入れる前に常温で冷ましてからが◎
  でないと温度差で皮にシワが寄ることも・・・

干し始めのミニトマトの画像
干し始めたトマト。すでに赤いけど、さらに甘味・旨味を増やす!
日光を浴びているミニトマトの画像
夏の日差しを浴びて追熟中のトマトさん。もっとあまーくなーれ♪


室内に置いておくのでもOK!
 → 買った時のトマトの色味にもよりますが、常温で1〜3日程度置いておくと、赤味が増します

こうすることで、酸味の“とがり”が取れて、「あま~♡」なトマトに大変身!
追熟させてから冷蔵庫で保存しましょう。


甘くなるだけじゃない!追熟で栄養価もアップ

じつは追熟によって、栄養もググッと高まります。

トマトは完熟して赤みが強まると、リコピンが増加!旨味成分であるグルタミン酸も多くなっておいしさがアップするんです。

トマトの嬉しい栄養素がこんなに・・・

リコピン :強力な抗酸化作用で、シミ・シワ対策に◎ 動脈硬化抑制にも

ビタミンC:美肌ケアや免疫力アップに!

βカロテン :体内でビタミンAに変換され、目や肌の健康UPに

カリウム :体内の余分な水分を排出し、摂り過ぎた塩分の排出もサポート、むくみ対策にもぴったり

食物繊維 :腸内環境を整え(※水溶性・不溶性どちらも含む)、血糖値や中性脂肪値の上昇を抑える効果も

強い紫外線が気になるこの季節。
抗酸化作用しっかりのトマトは、シミ・シワ対策の美肌ケアにも、心強い助っ人です。

まとめ:トマトはおうちで甘くする

ちょっと甘味が足りないトマトでも、常温で放置、または外干しすることで、旨味と栄養が増すので、我が家では欠かせないひと手間です。

うちのトマトあま~♪ 干したら全然違うなぁ

うにょーさんも毎回喜んでくれます。安く買ってる”普通のトマト”ということも、もちろん知っています。

「トマトのすっぱさがちょっと苦手…」と思う方は、一度お試しください。
冷蔵庫に入れる前のひと手間で、 “甘くて栄養たっぷり”のトマトライフ、いかがですか?

干したあとのミニトマトの画像

うみのん

生まれも育ちも大阪の”うみのん”です。
海野香江として昔からたまに詩作しています。
半世紀以上生きていますが、まだまだ不器用な人生。でもこれからをご機嫌に、笑顔で過ごすために、自分が笑顔になれる”素(もと)”をこのブログで残していきます。
(たまに笑顔の裏側もでてくるかも・・・)

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