身体(からだ)の不調が出やすいお年頃といいますか。
年齢を重ねるにつれ、体にちょっとした変化や不調が出やすくなってきました。これまで感じなかった不具合が少しずつ顔を出し、「年のせいかな」と思うことも増えてきて。
でも、ただ「しょうがない」とあきらめるのは悔しい。とはいえ、無理にあらがおうとすると、それはそれでしんどい。(どないやねん!)
そんなモヤモヤを抱えていた時に出会ったのが、「食養生(しょくようじょう)」という考え方でした。
この言葉を知り、少しずつ実践するようになってから、ご機嫌でいられる時間が増えてきたように感じます。
食養生ってなに?
食養生とは、毎日の食事を通じて体と心を整え、無理なく健康を保つための生活の知恵です。
特別なことをするわけではなく、「自分の体をいたわる食べ方」を意識すること。
その一つとして、今年は「金柑シロップ」を仕込みました。このシロップが、私を本当にご機嫌にしてくれたので、記録としてこのブログに残します。
金柑って、実はすごい
金柑(きんかん)って、「のど飴」で聞いたことありませんか?
実は、咳止めや痰切りに効果があるとされていて、ビタミンも豊富。のどに優しい果物なんです。
ちょうど乾燥して、のどがイガイガしやすい時期に旬を迎えるというのも、体に寄り添ってくれる証。その季節、その時期の体に、必要な役割を持った果実なんですね。
私は子どものころから気管支が弱く、一時期は落ち着いていたものの、40歳を過ぎてから再発気味に。秋冬になると、風邪から気管支炎や軽い喘息の発作が起きやすくなりました。
そんな時に金柑があれば…と思いつつ、スーパーで見かけるとけっこうお高い。笑
でも今年はラッキーなことに、パートナー・うにょーさんの実家から、たくさんもらったんです!(お庭に金柑の木がある。)
金柑をどう保存する?→シロップに!
大量の金柑。嬉しいけど、そのまま置いてたら傷む。それはいや。どうしよう。どうやって保存しよう。
悩んだ末に選んだのが「金柑シロップ」でした。理由はシンプルです。
- 材料がシンプル
- 作るのが簡単
- そこそこ長く保存できる
【レシピ】金柑シロップ(うみのんVer)
材料
- 金柑
- 氷砂糖
- 保存瓶(煮沸消毒済)
分量(目安)
金柑と氷砂糖は「1:1」が基本。
※金柑は種を取り除くので、その分氷砂糖を少し減らしてもOK。
例)私は金柑300g、氷砂糖は280〜290gくらいにします。
作り方
- 金柑をよく洗い、ヘタを取る。水気をふき取る。
- 金柑を横にして半分にカット。種を取り除く。
※大きい場合はさらに縦半分に切っても◎ - 煮沸消毒した瓶に、金柑→氷砂糖→金柑…の順で重ねる。
※一番上は氷砂糖で覆うように。フタをしっかり閉める。 - 冷暗所に置き、1日1回瓶を上下に返す。それ以外は放置。
- 数日〜1週間ほどで氷砂糖が溶けて、シロップが完成!
私は常温で保存していますが、気温が上がってきたら冷蔵庫に入れるかも。
でも、そうなる前に飲み終わりそうな勢いなんですが…。笑
金柑シロップの活用アイデア
- 金柑湯(お湯割り):シロップをカップに入れ、好みの量のお湯で割る
- 金柑ソーダ:シロップ+炭酸水(+レモン果汁でスッキリ)
- ヨーグルトに:実とシロップをそのまま混ぜて
- 紅茶に:シロップだけを加えてほんのり風味
- ジャム風に:実を煮詰めて保存すればパンのお供にも◎
私は仕事場に、マイボトルに「金柑湯+レモン果汁入り」を持っていくのが、この冬~春の定番でした。少し暑くなってきたので、そろそろ水割りにします。笑
身体は、食べたものでできている
金柑シロップは、仕込んでから割と早めに飲めるので、冬の間は本当に重宝しました。
冬の初めこそ風邪で苦しんだものの、金柑シロップを飲みだしてからは咳や発作も落ち着き、ご機嫌に過ごせています。
「自分の体は、昨日までの自分が食べたものでできている」
そんな言葉を思い出しながら、日々の食事を少しだけ意識する。
それだけでも立派なセルフケアなんだな、と感じています。残りわずかとなった金柑シロップ。
この冬の私を、しっかり支えてくれてありがとう。

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