きのこ、好きですか?
まいたけ、しめじ、エリンギ、えのき、しいたけ…。
種類も豊富、年中手に入りやすくて、ヘルシーで、体にも嬉しいことがいっぱいの「きのこ」。
我が家では頼れる食材です。
「免疫力を高めてくれる」「生活習慣病の予防にもいい」など聞くので、意識的に取り入れたい食材のひとつです。
ただ難点なのは、数種類買っても「一度に使い切れない」問題。ありませんか?
「1種類だけじゃ物足りない…でも全部は使いきれない…」
そんなときに便利なのが、“ちょい干し→冷凍保存”という方法です。栄養も風味もアップするので、我が家の必需品でもあります。
「きのこMix」で冷凍ストック!
便利なきのこの保存方法。それは「きのこMixにして冷凍」です。
お店でお得に買える時などに数種類買ってきて、食べやすい状態にカットして冷凍する。
基本はこれだけ!
冷凍の仕方はのちほどご紹介します。
冷凍きのこMixのいいところは、
- 長期保存ができる
- 細胞壁が壊れて、旨味や栄養が外に出やすくなる→おいしさを感じやすい
- 使いたい時に、使いたい量だけ取り出せる
料理をしている時、ふと思い出してちょい足しもしやすいので、重宝します。
そしてさらに、冷凍前にひと手間かけると、もっときのこがグレードアップするんです。
さらにひと手間、「干す」ともっとご機嫌に!
きのこがグレードアップするひと手間・・・それは「干す」こと。
冷凍する前に「ちょこっと干す」というひと手間を加えることで、味も香りもぐーんとレベルアップするんです!
「干ししいたけ」は、だしや煮物用に市販でもよく見かけますよね。あれを想像するとイメージしやすいですが、あそこまでしっかり乾燥させなくても大丈夫。家では「ちょい干し」でもうれしい効果があるんです。
干すことで栄養価が高まったり、余分な水分が抜けて風味がギュッと凝縮!より香り高く、旨味もUPしているなぁ、と感じます。
これ、実際にやってみると違いが本当に分かります。
冷凍したきのこMixの袋を開けた瞬間、きのこの香りがふわっ!
この香りをかぐたびに、「きのこご飯にしよっかなー」と思ってしまうほど。まったく別の用途で取り出したはずなのに。笑
※きのこの香りが苦手な方にはおススメしません💦
我が家では炒め物に加えることも多いのですが、香ばしさと香りが増して、食欲をそそります。
栄養面でも、頼れる存在
おいしいだけじゃないのが、きのこのすごいところ。
きのこには、エルゴステロールという成分が含まれていて、紫外線にあたることでビタミンDに変わると言われています。
つまり、「干す=栄養価UP!」
ビタミンD:カルシウムの吸収をサポートしてくれる栄養素。カルシウムと一緒に摂ることで、骨への吸収率を高め、骨の健康維持に役立つと言われています。
私は今、更年期のお年頃。
この先、骨粗しょう症も気になる世代になるので、予防として適量のビタミンDを意識的に摂るようにしています。
それ以外にも、食物繊維(水溶性・不溶性)やビタミンB群、ミネラルも豊富。
食物繊維:整腸作用のほか、血糖値や中性脂肪値の上昇を抑える効果があると言われています。特に水溶性食物繊維のβ(ベータ)グルカンは、免疫力アップにもひと役買ってくれる存在。
ミネラル(カリウム):体内の余分な水分を排出し、摂りすぎた塩分の排出もサポートしてくれる働きが。
昨年から我が家は減塩を意識した食生活になったこともあり、これだけ栄養豊富で低カロリーなきのこは、さらに“欠かせない存在”です。
きのこの干し方&冷凍保存方法(うみのんVer)
ここからは、干し方とその後の保存についてご紹介します。
事前準備:きのこ(お好みのもの、2種類以上がおススメ)、 平ザル(なければ普通のザル、バットなど)
※ちなみに私は、しめじ&まいたけは必須。あとはその時の気分・価格で、エリンギやしいたけ、ひらたけ、などをプラスします。我が家はだいたい3種類が多いです。

① きのこの石づきを落とし、あとで使いやすい大きさに分けたり、切ったりします
●まいたけ・しめじ:小房にわける
●しいたけ:スライス、かさの部分を2~4等分に切る など
●エリンギ:スライス、適度に縦に手で裂く など
② 平らなザルに、用意したきのこたちを広げます
●平らなザルがなければ、普通のザルでもOK。ただしきのこが重なり過ぎないように。
●網付きバットがあればその方がベター。
●ポイントは、余分な水分が抜けやすいように、できるだけ風や日光があたりやすいようにすること。

③ ザルを風通りのいいところに置きしばらく放置
●ベランダ、お庭など、干せる場所で。外に出せない場合は、日があたる窓辺でも。
●時間は少なくても20分以上がいいと言われています。私は1時間~半日放置します。

④ きのこ、日光浴中~
●きのこの表面が乾いたり、色が少し濃い目になったら十分です。日光浴終わり!
●短時間でもOK!

⑤ 冷凍用の保存袋にガサーッと入れて、平らにしながら空気を抜き、保存袋の口を閉じます
●私はある程度平らにしてから、袋の底からくるくる巻きずしのように巻き、空気を抜きます。空気を抜いて、袋の口を閉じたら、巻きを元にもどして平らにします
あとは冷凍庫に、最初は平らにして入れます。「きのこさん、おやすみなさーい♪」
→凍ったら袋の上から、平らなきのこをほぐすようにもみもみすると、バキバキにほぐれます。その状態で保存しておくと、使い勝手がいいです。
「冷凍きのこMix」を使うときは、凍ったまま調理に使います。
炒め物に、使いたい分だけ冷凍きのこを入れて炒める。鍋物にもひとつかみ、ふたつかみ、と好きな量を投入。みそ汁、スープも同様に。
「きのこをもう少し小さくして使いたい」という場合は、冷凍のまま、手でパキパキ折ることも可能です。溶けてくると無理な技です。笑
まとめ:ひと手間で、おいしさも健康も♪
「ちょこっと干す」→「まとめて冷凍する」
この流れを一度覚えると、もう元には戻れないかも。我が家ではうにょーさんも「きのこMix」愛用者になりました。

旨味がぎゅーっ!香りもいい~!
と言ってくれます。
味よし、香りよし、栄養よし。
旨味も風味も増し増しで、ストックしておくとすぐに使える手軽さ。
きのこMixは、我が家にとってのご機嫌のもとです。
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