はじめに
日々を機嫌よく過ごすために、心掛けていることがあります。
それは「不安を減らす」こと。
ということで「【介護保険申請・準備編】介護は突然に!?不安を減らすためにできること」で、今すぐ必要ではないけれど、あると助かる介護保険の申請をしよう、と実家の親の同意を得たところまでお伝えしました。
今回は実際の手続きについてお伝えしていきます。
事前準備:申請の流れと手順を確認しよう
まず、介護保険申請の大まかな流れです。
- 市区町村窓口や地域包括支援センターで申請書を提出
- 調査員が自宅等を訪問し、認定調査の実施(身体機能、生活機能、認知機能など多角的視点で状態を確認し、記録する)
- 集めた情報は主治医意見書とあわせて審査会で審査され、要介護度が決まる
※介護保険制度は、市町村および特別区(東京23区)が運営しています。申請手順、提供されるサービス内容は、市町村によって異なります。
最初の「申請書を提出」については、いくつかの方法があります。
主な提出方法として、「市町村役場等の窓口に直接提出する」「書面を郵送する」「インターネットでオンライン申請をする」など。
私の親が住む自治体は、「窓口へ提出」、もしくは「郵送」の二択でした。
余談ですが、私のパートナーの親の自治体ではオンライン申請も選択できたんです。
パートナーの実家は関東で、その時は入院していて時間の猶予もなく、少しでも早く手続きをー!という状況でした。平日に休みを取って、半日かけて移動して現地の窓口へ、という手間を省き、大阪にいてオンライン申請ができた時は「ありがたやー!」と二人で安堵しました。
ちなみに申請に必要な書面は、自治体の窓口や地域包括支援センター*でもらうか、自治体のホームページからダウンロードできる場合もありますのでご確認ください。
*地域包括支援センター:高齢者の生活・介護・福祉・健康に関する総合相談窓口として、地域で包括的な支援を行う公的機関。市町村ごとに担当エリアが設定されています。
申請書記入欄:主治医について
私は必要書類をホームページからダウンロードし、印刷して実家に持参することにしました。
書面を見ると「主治医」に関して記入する欄があります。これは普段から「かかりつけ医」がいる場合は問題なく記入できます。
というのも、介護保険の申請をすると自治体の方から主治医に、「この人の状態を教えてください。」と介護保険適用に関して問い合わせをされるんですねぇ。
ですので、事前に父に連絡をし、

次回いつも行っている整形外科に行ったら、先生に”介護保険の申請するので、市から意見書の依頼が来たらよろしくお願いします”と伝えてねー
と言いました。
数日後定期受診で行った際、先生にお伝えすると

事前に聞いてたら書く文章考えられるからええわぁ。
家の手すりとか必要そうやなぁ。
といった話になったそうです。
ちなみに事前に市役所に記入内容について確認の電話をしたとき、こういうお話がありました。

中には病院嫌いな方もいらっしゃるのですが、主治医の意見書がないと難しい場合が・・・
と。
そもそも、介護保険が必要に感じる時点で何かしら心身の不調があるでしょうから、医療機関の受診は必要ですね。
申請書に記入しよう
申請書を作成するため実家へ行く日、管轄の「地域包括支援センター」が隣駅にあるので寄ることにしました。
認定を受けることができたら、お世話になるであろうセンターです。
目的は市の介護保険に関するパンフレットをもらうため。
事前にホームページで見ていたのですが、ページ数が多いので、現物があればいただきたいなぁ、と。親に渡すためにね。
センターに訪問して、これから介護保険申請をすること、パンフレットがほしいという内容をお伝えしたところ、突然でしたが少しお話も伺えることになりました。
そこで軽ーく相談をしていると、

ここに申請書を持って来られたら、市に提出しますよ
というありがたい一言もいただきました。
郵送する気でいましたが、包括支援センターに持参する方が早そうです。笑
実家に着いてからは、念のため父の意思を再確認。
私:「介護保険の申請、本当にしてもいい?」
父:「はい、お願いします」
その言葉を聞いて、包括支援センターでもらってきたパンフレットを広げ、制度の内容や、申請の流れ、認定後に受けられる各種サービス内容を一緒に確認しました。
そして書類に必要事項を記入していきます。記入自体は項目も少な目で、あっという間に書き終わりました。
申請書を郵送するか、包括支援センターに持参するか、と話したところ、両親が翌日センターに持参する、と言ってくれたのでお願いすることに。
今後お世話になる可能性が高い施設なので、実際に当人が行ってくれるのは嬉しい限りです。
今回は申請書の提出まで
心や時間のゆとりがあるうちに介護保険の申請をしておく、という選択。
準備にもゆとりが持て、落ち着いて対応できるのがいいです。
申請書の提出は、制度の入り口に立ったところ。一歩ずつ進んでいます。
今後、「認定調査」を受け、「認定結果」が出ることになります。
また後日、「介護保険:認定調査編」として、お伝えしますね。
※この記事内の内容は、サイト管理人が調べたこと・体験したこと、該当機関で確認したことについて書いていますが、管理人の認識不足等により情報についての説明が不十分な点があるかと思います。
介護保険については必ず利用者の方がお住いの自治体でご確認ください。


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