50代からのFP3級チャレンジ
40代半ばの頃、ふと思いました。
「お金について、知らないことが多いなぁ……」と。
当時、世間では「老後2,000万円問題」などが話題になっていて、なんとなく不安になり、気になる書籍を読んでみたりしました。つみたてNISA(旧NISA)を始めたり。
それから時が経ち、50代前半になった今、ファイナンシャル・プランナー(FP)の勉強に興味を持ち、3級の受験を申し込んでみました。
なぜ今からFP3級?
最近の子どもたちは、学校で「お金の授業」を受けているそうですが、私たちの世代にはそういう機会がほとんどありませんでした。
税金や社会保険料も、給料から天引きされるまま内容を知らず、年金の仕組みもよくわからない。
「将来、老後ってどうなる?」という不安がどんどん膨らみました。
この不安の正体は、「わからないから」なんですよね。
人は、知らないことに対して不安や恐怖を感じます。でも、知ることで「そうだったのか!」「なるほど」と、不安が少しずつ消えていく。
だったら、「お金について勉強してみよう!」と思ったんです。
そして、どうせ勉強するなら資格も取れたらいいな、と欲が出て……。
正直、FP3級(正式には「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」という国家資格)で何を学ぶのか、よくわからないまま、勢いで受験を申し込みました。笑
申し込んだあとで、「えっ、FP3級ってこんな内容なの!?」と知ったくらいです。
FPって、こんなに実用的!
FPの勉強では、6つの分野を学びます。詳細は省きますが、税金、金融資産、不動産、相続など、生活に関わる知識がたくさん出てきます。
勉強を始めたのは2025年4月下旬。最初は脳が拒否反応を示していましたが、進めるうちに「これって実生活とリンクしてる!」と感じる部分もあり、だんだん抵抗が薄れていきました。
たぶん、若い頃だったら理解が追いつかず「アワアワアワ……汗」状態だったと思います。けれど今は、
- 仕事(事務系)での経験(経理や医療事務)
- 通院と投薬で医療費がかさみ、毎年確定申告で医療費控除を申請していたこと
- 「とりあえず」で始めたNISAやiDeCo
- 親戚の不幸が続いたときの経験
こうした実体験が、学習内容とつながって「なるほど、あのときのアレはこういうことか!」とわかりやすくなったんです。自分の経験値、無駄になってません。
もうすぐ試験…挑戦あるのみ!
50代の私、正直言うと「覚えるより忘れるスピードのほうが早い」です。笑
模試もまだ全然できていません。でも、合格がすべてじゃない。
「わからなかったことを知る」が一番の目的なので、理解度の確認と思って、2025年6月中旬、試験に初チャレンジします。
FPの勉強は、自分の生活に役立つだけでなく、家族や身近な人の「ちょっと困った」にも役立ちそうです。何度も学び直しながら、活かしていきたい知識です。
お金の勉強を始めてから、「お金に関する不安」はずいぶん減りました。
「自分に何ができるのか」「自分はどうしたらいいのか」が、少しずつ見えてきたからです。
知るって、大事ですね。だからこそ、「知る努力をしている自分」を褒めたい。
(私エライ!私がんばってる!)←甘やかしとも言います。
今の自分の行動が、未来の自分の笑顔につながる。そう信じて、いくつになってもチャレンジ!

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