お金について:お金は巡る!?

黄色地に緑のチェック柄 ご機嫌のもと

「お金は天下の回りもの」
よく聞く言葉ですが、実感するようになったのは中年になってからでした。

心が貧しかったとき

若い頃は、「お金は使えばなくなる。増えるのは働いた分だけ」と思っていて、「たいして増えないし、自分には関係のない話」と感じていました。

だから、なるべく使わない。
自分の欲しいものにはお金を使うけれど、それ以外──人や物事のためには、あまりお金を使わない、という考えでした。

そんな“ケチケチ時代”は、お金の回りがとても悪かった気がします。
いつも残高を気にして、心にも余裕がありませんでした。

「お金の余裕=心の余裕」だと思っていて、
「お金さえあれば状況は良くなるのに」と、すべてを“お金のせい”にしていたんですね。

恩は返すもの、送るもの

それでも生活が成り立っていたのは、家族や周囲の助けがあったおかげです。
優しさや思いやりに触れることで、感謝の気持ちは持っていました。
「いつか恩返しができたらいいな」と、心のどこかではずっと思っていたんです。

そして中年になった頃、ふと思いました。
「甘えるばかりじゃなく、そろそろ自分も返していこう」と。

学生時代、先輩にご馳走になったときによく言われました。
「次は自分の後輩にしてやれ」と。
今思えば、あれは“恩送り”の教えだったのですね。

その言葉を思い出し、余裕があるとは言えないなかでも、 後輩や年下の人にご馳走したり、お世話になった方には感謝の言葉や、ちょっとしたお礼の品を渡すようになりました。

大きなことはできないけれど、ささやかな「ありがとう」を伝えるようにしたんです。

そうしているうちに、あら不思議。
いつも減ってばかりだったお金が、困らない程度には手元に残るようになりました。

なんで!?

もちろん、お金は使えば減ります。
でも、不思議と他の出費が減ったり、使い方が変わったりして、少しずつ余裕が生まれてきました。
だからまた誰かにお礼ができるようになる──”お金は天下の回りもの”って、こういうことなんですね。

お金は巡る

誰かのためにしたことは、ちゃんと自分に返ってきます。
“情けは人の為ならず”も、こういうことなんだと実感しました。

自分のことばかり考えていたときは、お金も心も貧しかったです。
でも、人のためにお金や気持ちを遣うようになると、少しずつ心も潤っていったんです。

誰かが喜ぶ顔を見ると、自分も嬉しくなる。
だから、また何かしたくなる。

まれに「気を遣いすぎ」と言われることもありますが、しないことで後悔するくらいなら、やったほうが断然いい!と思っています。結局は自己満足ですけどね。

お金が巡れば、笑顔も巡る。
まずは自分からぐるぐる回して、ご機嫌になりましょう♪

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